地方都市での住宅ローンの選び方は?
地方銀行のなかには、都市銀行の優遇金利にさらにプラスしてキャンペーンを展開しているところもあるようです。
また、融資条件も都市銀行に比べて、審査を緩和させて通りやすくすることによって、顧客の獲得を図っているようです。
銀行の収益を上げるためには、優良な貸出先を見つけて融資を行なうことにより利ザヤを稼ぐ必要があるわけですので、そういった意味では、地元の優良企業に勤めるサラリーマンの住宅ローンなどは、非常に欲しい貸出先であると思われます。
地方都市における住宅ローンの選び方は、こうした点も考慮していくと、有利な条件で借りることができるのではないでしょうか。
ちなみに、サブプライムローンショックによって、しばらく企業に対する融資は厳しい状況が続いていくと思われますので、住宅ローンにとっては追い風となるかもしれません。地元の地方銀行もぜひ比較検討の対象に入れてチェックしておきたいところです。
ゆうちょ銀行の住宅ローンは?
平成19年10月より郵政事業の民営化により誕生した「ゆうちょ銀行」でも住宅ローンを取り扱うようになっており、一部の地域では、平成20年5月より可能となっているようです。
ゆうちょ銀行の住宅ローンについては、発足当時から事業への参入を目指していたようですが、なかなか提携銀行が現れず難航していました。
そのような中で、3大都市圏にある50店舗で、提携をしたスルガ銀行(静岡県)の住宅ローンの申し込みを取り次ぐ形で始まりました。これは今後、地方銀行にも段階的に拡大していくものと思われます。
郵便局でも住宅ローンが借りられるようになる?
上記のような提携を通じて、ゆうちょ銀行は融資のノウハウの蓄積をしていくことができます。
元来、ゆうちょ銀行は個人が顧客の中心であったわけですから、その強みを生かして住宅ローンの拡大につなげていくと考えるのが自然といえそうです。
この動きが全国に広がっていけば、銀行がない町でも郵便局はあるわけですから、わざわざ遠くの銀行まで行かなくても町の郵便局で住宅ローンの相談ができるという時代もやがてやってくるのではないでしょうか。
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