収入合算とは?
収入合算というのは、借入者の収入と、配偶者や親、子供などの同居予定の家族で、安定的な収入のある人の年収を合算することにより、融資可能額を多くして希望物件を購入する方法のことをいいます。
つまり、融資可能かどうかの判断というのは、年収に対する返済負担率で行われるわけですから、夫の年収に妻の年収も加えた金額での融資の申込みを行えば、より多くの金額を借り入れることが可能になるということです。
収入合算のメリットは?
収入合算の最大のメリットは、1人で借りるよりも多くの融資を受けることができることといえます。
これは、年齢が若く給与が低い時期に住宅を購入する場合に、夫1人の収入では借入金額が少なく、希望の物件の購入が難しいというケースでも、夫婦合算の収入をベースに借り入れをするということで、希望物件の購入が可能になることもあるからです。
収入合算の注意点は?
収入合算を利用する場合には、当然のことながら借入金が多くなりますので、返済額が増えることになるという点には注意が必要です。
つまり、2人で働いているうちは問題ないと思われますが、夫婦のどちらかが体調を崩して働けなくなった場合や、妻が出産、育児に専念しなければならなくなったという場合に、返済が可能かどうかをよく確認しておく必要があるということです。
借り入れは収入合算で行っていても、返済は期間を長くし、もしも1人で返済を行わなければならなくなった場合でも、返済可能な金額にしておくといった工夫も必要になるかもしれません。
収入合算できる金額は?
収入合算の取り扱いについては、金融機関により異なります。
なお、多くの金融機関では、借入者本人の配偶者や親、子供が対象で、収入に合算できる金額は、年収の2分の1というところが多いようです。
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