リバースモーゲージとはどのようなものですか?
リバースモーゲージというのは、一般的には住宅担保年金とか逆抵当融資とか言われているもので、通常の住宅ローンとは反対のものになります。
具体的な仕組みは、土地や住宅を担保にして生活資金等の融資を定期的・一時的に受け、死亡や転居などの契約終了時にはその担保不動産で返済するというものになっています。
ちなみに、リバースモーゲージの契約終了というのは、死亡だけでなく転売、転居、相続といった理由もあります。
今後の高齢化社会に向けて、金融機関、地方自治体、住宅メーカーも力を入れ始めているようです。
自治体のリバースモーゲージはどのようになっているのですか?
自治体が行うリバースモーゲージには次の2種類があります。
■直接融資方式
直接融資方式は、自治体が融資から金利負担までをすべて直接行います。
ただし、こちらの方式の場合、担保の下落リスクや金利負担などのリスクをすべて自治体が負うことになりますので、平成17年1月時点において中野区と武蔵野市が行っているにすぎないようです。
■融資斡旋方式
融資斡旋方式は、自治体が融資を行う金融機関の斡旋を行います。
なので、こちらの方式の場合は、融資自体は民間の金融機関が行いますので、自治体の負担は金利の支払いのみとなります。
とはいえ、担保評価の基準は民間金融機関の方が厳しいですので、利用者が融資を受けることができる総額は少なくなってしまうようです。 |