住宅ローンの資金計画ガイド



自己資金のみでの購入は?

マイホームを自己資金のみで購入する場合何かデメリットはありますか?

マイホームを自己資金のみで購入すると、住宅ローンの返済も利子負担もないのでメリットばかりと思いがちです。

しかしながら、ケースによっては自己資金のみによるマイホームの購入にもデメリットとなることがあります。

主なデメリットとしては次のようなものです。

■資金の有効活用の機械損失のリスク
■就労不能や病気などになったときの資金不足リスク

就労不能や病気などになったときの資金不足リスクとはどのようなものですか?

現在、住宅ローンは比較的低利で借入することができます。具体的には、35年間の全期間固定でも平均3%台前半といったところです。

もしこれを仮に35年間で住宅ローン金利よりも高い利率で運用できるならば、住宅ローンを借りて、自己資金は運用に回すことで金利差分の収益を生み出すことができます。

つまり、借入れを単に借金として位置づけるのではなくて、資産全体のポートフォリオの一部として考えるということです。

とはいえ、不確実な運用収益をあてにして全額借入れするというのもリスクが高いですので、バランスを考えて実行することが大切になります。

ちなみに、自己資金の有効利用については、繰上返済の際にも考える必要があり、運用するのと繰上げするのではどちらが有効か、繰上げしても非常時の予備資金は十分かなどを検討する必要がありあます。

資金の有効活用の機械損失のリスクとはどのようなものですか?

マイホームを購入する際に、次のような理由から保険や貯蓄といった資産のすべてを使用して自己資金のみで行うケースがあります。

■できるだけ短期で返済するため
■金利負担を極力減らすため
■月々の返済負担を減らすため

このような理由から自己資金のみでマイホームを購入したとしても、まだ資金に十分な余裕があるのであれば何の問題もないのですが、保険や貯蓄すべてを自己資金につぎ込んだ場合、ケガや病気といった不測の事態に資金不足になる可能性があります。

よって、生活費の半年分プラスα程度は余裕資金として手元に残しておくようにしたいものです。


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