DCF法とは?
DCF法は、Discounted Cash Flow の略で、一般的には「ディ・シー・エフほう」と読みます。
DCF法というのは、不動産鑑定評価基準において、収益還元法による収益価格を求める具体的手法として、それまで活用されてきた直接還元法に加えて新たに導入された手法のことです。
DCF法は、連続する複数の期間に発生する純収益と復帰価格を、その発生時期に応じて現在価値に割り引き、それぞれを合計することによって計算する方法です。
不動産鑑定評価基準でのDCF法は?
不動産鑑定評価基準では、不動産の証券化に係る鑑定評価等で、毎期の純収益の見通し等について、詳細な説明が求められる場合には、DCF法の適用を原則とするものとしています。
また、あわせて収益還元法のもう1つの方法である直接還元法を適用することにより、検証を行うことが適切であるとしています。
特に、資産流動化法や投信法に基づく評価目的の下で、投資家に示すための投資採算価値を表す価格を求める場合には、DCF法を適用しなければならないとしています。 |