固定金利期間選択型の仕組みは?
固定金利期間選択型というのは、一定の期間の金利は固定し、期間終了後にその時点での金利で再び固定金利にするのか、それとも変動金利にするのかを選べるという仕組みになっています。
なお、固定金利期間選択型の固定期間については、金融機関ごとに異なりますが、2年、3年、5年、10年、15年、20年など様々なタイプが用意されています。
固定金利期間選択型のメリットは?
固定金利期間選択型は、金利動向が読みづらいときに、とりあえず固定期間を設けて状況を見ていきたいと考える人にとっては、メリットがある金利タイプだと思われます。
また、金融機関の優遇金利キャンペーンの設定も多いことから、当初固定金利期間が短い(2年、3年など)タイプでは、変動金利型よりも金利が安いケースもあります。
さらに、キャンペーン終了後の金利設定には十分配慮する必要はありますが、様々なキャンペーンが展開されていますので、自分自身の資金計画にあったタイプを選べる可能性が高いといえそうです。
ちなみに、固定期間が10年超のタイプの場合は、できるだけ有利な金利で10年間以上返済をすることにより、元金を減らしていけば期間終了後、新たなタイプを選択するときには残高が減っていますので、金利に対するリスクも軽減されているはずです。
固定金利期間選択型のデメリットは?
固定金利期間選択型のデメリットとしては、固定期間終了後の返済額が確定しないということがあげられます。
返済額見直し時の返済額のアップに対する上限がありませんので、毎月の返済額が大きく増えることになり、家計のやりくりが難しくなるというケースも考えられます。 |