住宅ローンの資金計画ガイド(2010-2011)



変動金利型のメリット、デメリット

変動金利型とは?

変動金利型というのは、返済期間中の金利の変動に応じて、支払金額の中の元金充当分と金利充当分の割合が変わっていくタイプのものをいいます。

また、金利の変動は年に2回※行われ、毎年の返済額の見直しは5年に1度行われますが、その返済額については、毎回返済額の125%以内とされています。

よって、金利の上昇幅によっては、返済額以上に利息分の額が多くなってしまうという「未払利息」が発生するケースがあります。

※毎年4月1日と10月1日です。

変動金利型のメリットは?

変動金利型のメリットとしては、高金利の時期に借りたとしても、将来金利が下落していったときには、利息の負担が減るので、返済額が減少するということがあげられます。

一般的に、金融機関における金利の設定が3つのタイプの中では最も低く設定されているケースが多いです。

変動金利型のデメリットは?

変動金利型のデメリットとしては、借入時に将来の月々の返済額や返済総額がわかりませんので、返済計画が立てづらいということがあげられます。

また、金利上昇時には、返済金額の中の利息部分の支払ばかりが多くなってしまい、一向に元金が減少しないということや、未払利息が発生するという状況にもなります。

さらに、5年ごとに125%を上限に前回返済額より毎月の支払いが増えていってしまうということなどもあげられます。


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