環境配慮型住宅ローンとはどのようなローンなのですか?
環境配慮型住宅ローンというのは、オール電化住宅や省エネ住宅など環境や地球温暖化にやさしい住宅に対して金利を優遇する住宅ローンのことです。
東京都では平成17年から金融機関の地球温暖化対策の趣旨として環境配慮型住宅ローンの開発を促進しています。
環境配慮型住宅ローンはこの政策を受けたものといえます。
ちなみに、最近は、オール電化やガス省エネ住宅以外でも、太陽光発電住宅を購入した際や住宅性能保証制度を利用した際にできるローンなど、信金や地方銀行でも独自でエコ住宅をサポートする住宅ローンを開発する動きもあります。
購入物件が省エネ住宅の場合には、地元の金融機関も含めて検討するとよいかもしれません。
エコ住宅や省エネ住宅はコストが高くつく場合もありますが、電気やガス代、火災保険料が安くなったり、ローン金利が低いなどメリットも多いので、それらのメリットを総合的に考慮して判断したいものです。
具体的に環境配慮型住宅ローンにはどのようなものがありますか?
平成17年10月に住友信託銀行が「環境配慮型マンション向け金利優遇住宅ローン」を販売して以来、様々な金融機関が環境配慮型住宅ローンを販売しています。
主な商品としては次のようなものがあります。
■東京電力のオール電化住宅優遇制度
東京電力のオール電化住宅を新築・増改築・購入した場合に、提携金融機関で住宅ローンを利用すると金利優遇と火災保険の割引適用が受けられます。
平成19年3月時点では中央三井信託銀行が全期間1.1%金利を優遇するほか、三井住友銀行、みずほ銀行、ソニー銀行など様々な金融機関で取扱われています。
■住友信託銀行の「ガス省エネ住宅専用ローン」「オール電化住宅専用ローン」
平成19年3月時点ですが、調理・給湯・空調などすべてのエネルギーを電気でまかなっている住宅やクリーンな天然ガスを利用して発電・給湯・冷暖房を行っている住宅について、全期間店頭金利より1.0%金利が優遇されます。 |