住宅ローンの資金計画ガイド(2010-2011)



将来の収入・支出が変化しない場合の資金計画

今後、収入も支出も変わらない場合の資金計画は?

収入も支出も、今のままずっと変わらないという場合には、全額を全期間固定金利型で借りるとよいかもしれません。

というのは、返済額は完済まで変わりませんので、家計の余裕も一定になるという安心感がありますし、また、何年後にいくらの元金が残っているのかも明確だからです。

全期間固定金利型ですと、決まった金額を返済していけばいいので気が楽ですが、今は変動金利の方が低金利なので、つい変動で借りてしまう人も多いようです。

実際、変動金利で借りると当初の返済額は少なくて済みますが、5年後からの返済額や残債が不透明なので、万が一、ローン返済額が増えると、生活に余裕がなくなる可能性があります。

なお、固定金利と変動金利を合わせて借りる場合でも、固定金利部分での借入比率をできるだけ高くすることをお勧めします。

将来の金利がどう動くかわからない場合の対処方法は?

そのような場合には、全額を全期間固定金利型にするか、たとえ変動金利と併用したとしても、全期間固定金利の割合を多くすれば、返済額は一定か動きが小さい分、安心できるといえます。

低金利ローンを選択する場合のポイントは?

低金利のローンを選ぶ場合には、次のようなポイントを押さえておきたいです。

■将来的に家計にゆとりが出るのであれば、金利が上昇して返済額が増えても返済できる可能性があります。
■変動金利や短期の固定期間選択型の低金利のローンを借りるのも1つの選択です。
■家計にどれくらい余裕が出るのか、金利の上昇はどれくらいまで大丈夫なのかをシミュレーションしてから借りるようにしたいです。


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